
最近、忙しくて靴のお手入れをする時間が取れない・・・。
そんなお悩みありませんか?
何を隠そう私がその一人です。
靴のお手入れはフルで行うと1足30分くらいはかかります。それを2足3足とするとそれなりの時間に・・・。
そして、時間が取れないからお手入れの頻度が減っていく・・・。こんな悪循環に陥りかけていました。
そこで、今回の記事では短い時間でさっとお手入れができて、しかも、それなりに表面にツヤが出せるアイテムを紹介したいと思います。
グローブクロスとは
今回、ご紹介するアイテムはグローブクロスです。

靴磨きをしたことがある方はお持ちの方も多いと思いますが、手にスポっとはめて靴を磨くクロスになります。
価格も500円前後とお手頃価格ですが、使い勝手もよく、ちょっとした靴磨きの際に重宝しています。
グローブクロスの使い方
続いて、グローブクロスの使い方をご紹介したいと思います。
今回は2足の靴のお手入れを例にご紹介します。
1足目 オリエンタルタッセルローファー
1足目はオリエンタルのタッセルローファーです。
いつも通り、馬毛ブラシを使って表面のホコリを落としていきます。
そして、ステインリムーバーで汚れを取っていきます。
汚れを取ったらコロニルのニュートラルクリームを塗って革に栄養を補充していきます。

豚毛ブラシでクリームを染み込ませていきます。

さて、クリームを塗ったらいよいよグローブクロスの登場です。
通常だとクリームの後はトゥの部分にワックスを乗せて鏡面仕上げをして・・・。と時間がかかる工程がありますが、その工程をグローブクロスで代用することで大きく時間を短縮することができます。
ちなみに、ここまでのブラッシング→ステインリムーバー→クリームまではおよそ10分程度で終わっています。
グローブクロスを手に装着したら表面を優しく撫でるように磨いていきます。
力を入れすぎるとクリームが削れてムラができてしまうので、優しく磨いていきます。

こちらの写真の向かって右側がグローブクロスで磨いた方です。
ツヤが増しているのが分かります。

そして、両方ともグローブクロスで磨いた靴がこちらです。

両方ともいい感じにツヤが出ています。
そして、ここまでの所要時間は15分。
良い感じに時間短縮できています。
2足目 パラブーツ ウィリアム
続いてパラブーツのウィリアムを例にグローブクロスの使い方をご紹介します。
こちらもオリエンタル同様に馬毛ブラシによるブラッシングとステインリムーバーの汚れ落としを行います。
その後、ビーズリッチクリームで栄養を補充していきます。

クリームは豚毛ブラシでしっかりと革に染み込ませていきます。

この後にグローブクロスの登場です。
オリエンタル同様に優しく表面を磨いていきます。

今度は向かって左側がグローブクロスで磨いた方になります。
(なぜオリエンタルと同じじゃない・・・)
写真だと伝わりにくいですが、グローブクロスを使用した方(左側)が表面の凹凸が減りツヤが増しています。

両方磨いた状態がこちらです。
磨いていなかった右側のツヤが増しています。

また、トゥ以外もグローブクロスで磨くことで全体的にツヤが増します。

まとめ
今回、ご紹介した方法では合計15分ほどでしっかりとツヤが出る状態までお手入れをすることができました。
お手入れしていて感じたのは、グローブクロスでの最後の一磨きがかなりツヤを増してくれるということです。
もちろんがっつりの鏡面仕上げにはかないませんが、短時間のちょっとしたお手入れなら今回ご紹介した方法で十分だと思います。
時間が無くて靴磨きから遠のいてしまっている方はぜひ一度グローブクロスを使ってお手入れしてみませんか?
