
着用から5年が経ちソールやライナーがだいぶ消耗してきたスコッチグレイン匠シリーズ。
これまでは近所の靴屋でトゥを張り替えたりと、スポット的に修理をしてきましたが、一度、しっかりと修理してもらおうと思い、店舗に持ち込み修理してもらいました。
修理までの流れ
直営店に持ち込み
スコッチグレインでは修理やお手入れを専門としている匠ジャパンという専門の修理工場があり、そちらに直接持ち込むか、直営店等に持ち込むことで対応してくれるとのこと。
今回は匠ジャパンに直接持ち込まず、直営店のスコッチグレイン銀座店で修理に出しました。
店頭で修理に出したい旨伝えると、経験豊富なスタッフさんが修理箇所を提案してくれます。
靴の状態を見てもらいトゥの減り具合などからソールの張替えと、ライナーの交換を勧められ、値段は約2万円でした。
余談ですが、2万円あればもう少し足してスコッチグレインの他の靴が買える!と誘惑がありましたが、お気に入りの靴が生まれ変わって帰ってくることを考えたら修理に出す方を選ぶことができました。
(きっと昔なら値段を聞いて修理ではなく新しい靴を買っていたと思います。)
店頭で靴を預けたら、修理が終わり次第、自宅に郵送してくれるのであとは待つのみです。
修理までは1か月から2か月程度かかるとのこと。
自宅へ郵送
そして約1か月後。自宅に修理された靴が郵送されました。

2か月くらいかかると思っていたので思ったより早くて意外でした。
匠ジャパンのHPにはその時々の修理の目安時間が書いてあることがあるので事前に確認する事をお勧めします。
修理後の様子
それでは修理から帰ってきた靴を紹介します。
ロゴ入りの化粧箱に入って帰ってきました。

しっかり1足ずつ梱包されています。

箱から取り出して感じたことは「めっちゃキレイになってる・・・」でした。
新品のようなキレイさとは違う、重厚な輝きを放っていました。

続いて詳細を。
シューツリーは入れずに依頼に出したので、紙の型が入れられており、型崩れを防止してくれていました。
こういう心配りが嬉しいです。

ソールはトップゴムレザーソールです。
スコッチグレインの職人さんが修理してくれているので安心感が違います。

ヒールもこのようにロゴが見えるように完全復活しました。

トゥもキレイに復活です。

正面からのアングルでもコバへの浸食が無くなり、安心して履くことができます。

一番傷んでいたライナーのかかと部分も当て革で補修してもらいました。

そして、一番驚いたのが頼んではいなかった中敷きが交換されていたことです。

不思議に思って匠ジャパンのHPを見ると、
オールソールをご依頼頂いたお客様には中敷、靴ヒモ(丸ヒモに限ります)を無料交換いたします。
引用元 http://www.takumijapan.co.jp/
また、ワックス仕上げ(靴磨き)もいたします。
まさかのサービスです。
どうりで靴そのものがキレイになってたわけです。
というか、サービスがすごすぎです。
通常の修理だったら靴紐と中敷き交換、磨だけで数千円くらいはかかりそうな・・・
スコッチグレイン、匠ジャパンの懐の深さに感謝です。
ビフォーアフター
最後に今回の修理のビフォーアフターをご紹介します。
全体を見ると、プロが磨いたからか使っているクリームが違うのが全体的に色味が濃くなっています。


ソールはご覧の通り、新品同様に復活しました。


ヒールの部分も新しくなり、スコッチグレインのロゴとマークが復活です。


トゥもソールを変えたためコバの削りもなくなりました。


ライナーは当て革でしっかりと補強され、中敷きも交換されたので、またしっかりと履き続けることができます。


まとめ
初めてスコッチグレインの靴を匠ジャパンに修理に出しましたが、大満足の内容でした。
靴を作っているメーカーのため修理のクオリティは高いですし、無料で靴紐、中敷き交換と磨きがつくので結果的にコスパも良くなります。
匠ジャパンは店頭への持ち込みか郵送で対応してくれるとのことですので、スコッチグレインの靴の修理を考えている方は一度試してみてはいかがでしょうか。