靴を蘇らせる。ヴィンテージシューズのお手入れ

中古の靴を買ってお手入れで蘇らせる。素材が良い靴を選べば十分可能です。

今回は、こちらの記事で紹介した60年代のヴィンテージシューズのお手入れの様子を紹介します。

購入直後の外観

購入直後はこのような感じです。店頭に長く並んでいたのか、ほこりや革の乾燥が目立ちます。

また、履きシワの部分は色が抜けてしまっています。ここにクリームでどれだけ色が戻るか楽しみです。

ヒールの部分ではダメージが酷く革が剥げてしまっています。ここは重点的に補色する必要がありますね。

ケアの工程

内側のケア

アッパーのお手入れを始める前に靴の内側の汚れを落とします。百均のウェットティッシュで汚れを取っていきます。

予想通り、ゴミが溜まっていました。

カビ対策

また、中古の靴なのでカビ予防は必須です。

エムモゥブレィのモールドクリーナーを使います。
こちらのクリーナーはカビの除去だけでなく予防にも使える優れものです。

使い方も簡単。靴の内側に向けて何度かプッシュするだけです。

ブラッシング

続いてブラッシングです。馬毛ブラシでホコリや汚れを落としていきます。

予想通りかなりのほこりと汚れがブラッシングで落ちていきます。ここで、しっかりブラッシングをしておかないとほことの上にクリームを塗ることになるので念入りにする必要があります。

タンの内側も入念に汚れを落とします。

リムーバー

ホコリを落としたらレノマットリムーバーで、古いワックスやクリームを落とします。
ステインリムーバーと悩んだのですが、1度目のケアなのでより強力なレノマットリムーバーを使用します。
レノマットリムーバーは、強力さゆえにあまり頻度多く使うことはできないので次回からはステインリムーバーを使用したいと思います。

予想通りかなり汚れが落ちました。

左側がリムーバーで汚れを落としたらものです。ツヤが無くなったように見えますが、細かい汚れがしっかり落ちています。

チェンバーレインレザーミルク

続いて店員さんおすすめの保湿用ミルクです。パッケージがおしゃれです。

パッケージ後ろの説明書きを読むと布に取って塗るようです。

実際に使用するとクリームの伸びが非常によくて、革にグングン浸透していきます。

全体に塗っていくとしっかり保湿されてツヤが出てきました。

シュプリームクリーム

レザーミルクで保湿したあとはクリームを使って栄養補給します。
使用するクリームはコロニルシュプリームクリームのダークブラウンです。

クリームが靴にしっかりと馴染むように手に取ってクリームを塗りこんでいきます。コロニルのクリームは匂いも良いので手に取ることの抵抗が少し減りますね。

履きシワの部分はより丁寧に塗りこみます。

ヒールの傷がついている部分にも多めに塗りこんで補色していきます。

少しだけ目立たなくなりました。

履きシワの部分も色が馴染んで目立たなくなりました。さすがシュプリームクリーム。使い勝手がいいです。

こちらが全体を塗った後の様子です。革の色に深みが出てます。

横から見てもツヤが増したことがわかります。

豚毛ブラッシング

続いてクリームを馴染ませるために豚毛ブラシでブラッシングしていきます。


[コロニル] 栄養クリーム 1909 シュプリームクリームデラックス 100ml (ダークブラウン) [並行輸入品]

ケア後の靴

左側がケア後です。一見、ツヤが減ったように見えますがシワの部分などはしっかり補色されていて、革の乾燥が抑えられたことで色に深みが出ています。

履きシワの部分は顕著にケアの効果が出ています。

ーケア後ー

ーケア前ー
シワの補色効果は明らかですね。

同じようにもう一方の靴もケアしました。

中古の靴を買って自分好みに育てる

中古の靴を手入れして復活させることは予想以上に楽しかったです。
新品の靴を一から自分好みに育てて一生モノにするのも良いですが、中古の靴を自分好みに育てて一生モノとするのも悪くないなと思いました。
中古の方がお財布にも優しいですしね。ちなみに、こちらのヴィンテージシューズの値段は1万円を切っています。

このような素敵な出会いが出来たSUPER8SHOESさんに感謝です。

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