
アンティーク仕上げされた革靴ってカッコよくないですか?
つい先日、私のお気に入りのスコッチグレインのトゥに傷がついたため、傷隠しと気分転換を兼ねてアンティーク仕上げに挑戦することにしました!
そして、見事に惨敗しました!
これ以上、被害者を増やさないために失敗までの過程を紹介します。
作業前の状態
元々の状態はこんな感じでした。
トゥの内側に擦り傷がついて、通常のケアでは隠すことが出来なくなってきました。
作業スタート
ステインリムーバー
まずは、前回のワックスをステインリムーバーで落としていきます。
リムーバーを使用したあとがこちらです。
正直、あまり落ちなかったのですが、どうせワックスを上塗りするからいいやと思い、次の工程へ。
もしかしたら、ここで妥協したのが失敗の原因だったのかもしれません。。。
ちゃんとレノマットリムーバーですっぴんにしておくべきだったのかもしれません。
ワックスで色を重ねる
いつもは靴と同系色のワックスを使うのですが、アンティーク仕上げを目指すため靴よりも濃い色のワックスを使用します。
今回使ったのは、ブートブラックのモルトブラウンです。
こちらのワックスはスコッチグレインと共同で開発し、スコッチグレイン店頭に並ぶ焦がしが入った靴にはこのワックスを使っているとのことです。
かなり期待が高まります。
ワックスの色はこんな感じです。
しかし、指に取るとかなり赤味がかっていることがわかります。
これなら、うまく色が重なっていい感じのアンティーク仕上げが出来そうだとテンションが上がっていました。
ワックス塗り(1回〜5回)
実際に、ワックスを指で塗っていきます。
右側がワックスを1回塗った状態です。
他のワックスと同様に、ツヤが消えてマットな質感になりました。色の変化は1回塗っただけだと感じませんでした。
乾燥させる時間を確保するため左右交互に塗っていきます。
塗り重ねていきます。
この辺りから、ムラが出始めていましたが最終的に綺麗になるだろうと謎の自信があったのでそのまま作業を進めます。
ワックス塗り(6回〜10回)
ひたすらワックスを塗り重ねていきます。
あれっ。ムラが直らない。。。この辺りから焦りだしてきます。
どんどんムラが濃くなり真ん中に変な模様が出る感じに。
完全に模様が浮き出ました。。
とりあえず仕上げ
最後の望みをかけて鏡面仕上げをします。もしかしたら、模様が良い感じに仕上がって結果オーライになるかもと淡い期待を胸に。
片方終わって嫌な予感が。模様が変わるわけないんですよね。。。
とりあえずこの前買った山羊毛ブラシで仕上げてみます。
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作業終了後
一通りアンティーク仕上げを終えたあとがこちらです。
どう見ても失敗です。。ワックスを均等に乗せるのは難しいですね。
色を濃くしようと思って重ねても色は濃くならずなぜかその脇の部分が濃くなるんですよね。
今回の失敗を活かして一度リムーバーですっぴんにして再チャレンジしたいと思います!!
みなさんもアンティーク仕上げする時は、ワックスを塗りすぎて変な模様が出来ないように気を付けてください。