数か月に1回のフルメンテナンス。スコッチグレインのセミブローグシューズ

毎日の革靴のローテーションで大活躍しているスコッチグレインのセミブローグシューズ。

自然と履く頻度も高くなり、細かい傷などが目立つようになりました。

鏡面仕上げがひび割れてしまってます。

細かい傷がついてきました。

鏡面部分にも傷が。

内側は擦れやすく傷がつきやすいです。

そこで今回はいつものお手入れ以上にしっかりとしたメンテナンスをしていきたいと思います。

まずはすっぴんに

メンテナンスをする前にシューレースをほどいておきます。

次に、こちらの記事で紹介したレノマットリムーバーですっぴんにしていきます。

汚れや古いクリームをガッツリ落とします。

左側がリムーバーを使った方です。古いワックスが落ちています。

両足ともリムーバーで汚れを落としました。相変わらずたっぷりの汚れが落ちます。

クリームを入れる

続いてクリームを入れていきます。

ペネトレイトブラシを使ってまんべんなくクリームを塗ります。

そして、豚毛ブラシでブラッシングをします。

塗りすぎたクリームをクロスでふき取ります。

いつも塗り過ぎてしまいます。。。

ここまではいつもの工程と同じです。

レザーソールのケア

いつものお手入れに加えて今回はソールもケアしていきます。

ソールにも革が使われているのでケアしないとひび割れを起こしてしまいます。

今回使用するのは、ブートブラックのレザーソールコンディショナーです。

コンディショナーを塗る前にまずはステインリムーバーで汚れを落とします。
そして、コンディショナーを塗るのですが、念のため目立たないところでテストしておきましょう

すこしだけペネトレイトブラシに取って塗ります。

25の周りに塗りましたが問題なさそうです。

全体に塗りました。革が少し濃くなり栄養が行き渡っています。
しかし、時すでに遅し・・・ひび割れが2か所確認できます。もっと早くケアしておくべきでした。

内側のお手入れ

続いて靴の内側(ライニング)もお手入れしていきましょう。

ご覧の通り乾燥して擦れてしまっています。

まずは、ウェットティッシュで殺菌と細かな汚れを落とします。

つづいてデリケートクリームで栄養を与えていきます。

クリームを手に取り塗っていきます。

ベロの裏側まで丁寧に塗っていきます。

これで靴の内側のケアも出来ました。

コバも忘れずに

続いてコバのケアをしていきます。
コバとは靴のこの部分ですね。

ケアには専用のコバインキを使用します。

こちらは日本橋のオレンジヒールさんで購入したものですが、スポンジがついていてそのまま塗ることが出来てとても使いやすいです。

左がインクを塗った方です。

しっかりと補色されています。

仕上げのワックス

仕上げにワックスを塗って鏡面仕上げをしていきます。

SAPHIRのワックスで下地を作ります。

コロンブスと東急ハンズのコラボワックスで鏡面のベースを作ります。

スコッチグレインが推奨するモルトドレッシングを実践すべくウィスキーを使います。

鏡面仕上げが終わりました。中々思い通りに光らせることが出来ません。修行が足りないですね・・・

メンテナンス後

さて、メンテナンスが終わったものがこちらです。リムーバーで一度すっぴんにしてるのでしっかりとクリームが染み込んでツヤが増しました。

まとめ

今回はいつものケアに加えてソールやコバのケアもしました。すべての工程が終わるのに約2時間かかりました。
毎回、ここまでやる必要はないと思いますが、数か月に一度はしっかりメンテナンスしておくと一生モノとして長く愛用していけると思います。

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